クラミジアの怖さがよく分かります。とくに20代女性に増えているということは、これから先のことを考えると、こわいものがあります。
(JINRAKUより引用)
クラミジア感染症は、セックスで相手にうつる性行為感染症(STD・
性病)の一種です。以前の
性病とあわせ現在では50種類以上がSTDとして報告されています。なかでも淋病と
クラミジア感染症は、卵管とその周辺に変化を引き起こすことから不妊症とつながっています。
■現状、そして症状と治療
クラミジアにかかっている人はとても多く、全国で推計100万人とも言われています。特に、
女性(感染者)は男性の5倍で、しかも
20代に多いのが特徴です。症状はおりものや下腹痛が主ですが、5人に4人は症状がありません。でも
クラミジアは、きちんと治療しないとおなかのなかへ広がり、赤ちゃんをつくるのにとても大事な卵管がダメになってしまいます。
クラミジアの検査は、血液の検査と子宮の入口や口腔内の菌のDNAを調べる検査の2種類があります。治療は1回だけの内服薬のの投与で95%菌を退治することができるようになりました。
■不妊症との関連
クラミジアを持っている相手との1回のセックスでも50%はうつるといわれています。感染して放置すると半数近くが骨盤内まで炎症が進み、その20%が不妊症になると言われています。卵管が傷んで不妊症になるのですが、1回の感染で起こることは少なく、
クラミジアを持っているパートナーとの頻回のセックスや複数の相手による何回もの感染があってはじめて、卵管とその周辺にダメージがくるといわれています。一度できてしまったダメージは菌を治療したあともなかなか元に戻せません。早期の治療がとても大事なのです。95%菌を退治することができるようになりました。
■自分で自分を守る
クラミジアにならないようにするにはいくつかのポイントがあります。かかってもなかなか自覚症状がないので、まずはうつらないための工夫を身につけることが大切だと思います。また、かかった場合は、早期発見、早期治療が必須です。
■予防策
1.コンドームの使用
2.パートナーの固定化(安全なパートナーとだけ性交渉する)
3.「感染の可能性が高い」と自分で心当たりがある人は、早めに検査・治療すること。また、定期的に検査すること。
調べてもし陽性でも、どこから誰がという犯人探しではなくて、2人の未来を脅かす事実ととらえて、2人そろって早期の治療を考えて下さい。
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