自覚症状に乏しいのが
クラミジア。それだけにこわい性病です。コンドームを着用するか、心当たりの方は必ず医師の診察を受けましょう!!!
(徳島新聞より引用)
性器
クラミジア感染症などの性感染症(STD)患者が徳島県内で増加傾向にある。県の定点調査によると、二〇〇六年は三百三人と前年(二百四十三人)より約25%の増。〇四、〇五年と二年連続の減少傾向から転換した。今年は八月末現在で二百五十九人と、〇六年を超す勢い。増加に歯止めが掛かっていない状況が浮き彫りになった。
県は性器
クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭(せんけい)コンジローマ、淋菌(りんきん)感染症の四種類のSTDの発生状況を六病院で調べている。
感染者は〇二年に百人だったが〇三年(三百五十九人)以降、二百人を超えている。毎年、最も多いのは
クラミジアで、〇六年は百四十七人とほぼ半数を占め、淋菌(六十五人)、ヘルペス(四十八人)、コンジローマ(四十三人)と続いた。
今年(八月末現在)の感染者数は前年同期(百八十四人)をすでに上回った。疾病別の内訳は
クラミジアが百二十八人と最多。次いで淋菌四十九人、コンジローマ四十四人、ヘルペス三十八人。コンジローマは前年の総患者数を超えた。感染者の性別は、いずれの疾病も男性が女性を上回っている。
国内では近年、
クラミジア患者の増加が社会問題化。八月末現在の全国調査では、特に二十代の感染者が半数以上。女性は感染の低年齢化も進んでいて、十五-二十四歳が47%を占める。
クラミジアは自覚症状に乏しい。悪化すると不妊の原因になる上、他の性感染症やHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染する可能性も高まる。
県の調査は調査地点が少なく実態の全容把握は難しいが、多くの医師からは「感染症について低年齢時からの啓発や学習の機会を増やすべき」と、対策の強化を求める声が上がっている。
徳島市内の医師は「行政は少子化対策に力を入れているようだが、性感染症は少子化問題にも影響する。密接に関連していることを知ってほしい」と話している。
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