クラミジアは女性では発症しにくいので、発見されたときよりもずっと以前に感染していた可能性があります。既婚者ですと、トラブルの原因になるかもしれませんが、お互い理解をもって対処しましょう。
(YOMIURI ONLINEより引用)
Q:クラミジア感染経路が不明 子宮がん検診で
クラミジアが見つかりました。感染ルートは性交渉とのことですが、夫の検査結果は陰性で、どうして
クラミジアに感染したのか分かりません。性交渉以外に感染することもあるのですか。(長崎・31歳女性)
A:性交渉以外では感染せず クラミジアの感染経路がはっきりしないのは不安ですね。
クラミジアはSTD(性感染症)ですから、セックス、もしくはそれに類似する行為以外の感染ルートはありません。
しかし、現実には女性の検査結果が陽性にもかかわらず、相手の男性の結果が陰性ということはしばしばあります。その理由として考えられるのは、次の四つです。
〈1〉実際には夫も感染しているのに、検査で陰性と判断された(偽陰性)〈2〉女性は
クラミジアの症状が出づらいため、夫と付き合う以前に感染していたのに気づかなかった〈3〉夫婦で
クラミジアに感染していたが、夫は何か他の病気で服用した抗生物質で治ってしまった〈4〉夫は排尿などでたまたま自然に治ってしまった……。
男性は体の構造上、〈1〉や〈4〉のようなことがたまにあります。最近の検査は精度が良いのですが、感染した時期までは分かりません。
クラミジアは今、大流行しており、感染者は日本で100万人を超えると言われていますが、抗生物質をきちんと飲めば治る病気です。また、〈1〉の可能性もありますので、STD治療では片方の感染が確認されたら、片方が陰性でもカップルで同時に治療するのが原則です。
そして、
クラミジアの治療効果を確認するための再検査は必ず受診してください。せっかく検査で分かったのですから、感染機会やルートについてあれこれとせんさくするのではなく、気持ちを切り替えて治療に専念することが大事です。
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